調停委員の協会
NHKの朝ドラ「虎に翼」で裁判所の中でどんな仕事があるのかある程度一般の人にも伝わった気がします。主人公は最後は横浜家庭裁判所の所長でした。私も調停委員なので、家庭内のもめ事について、家庭裁判所で調停が行われ、調停委員が当事者の話を聞くという制度の理解が進んだと思うので、良かったなあ、と思っています。主人公の裁判官だった夫は後半では調査官という職務でした。調査官の職務はあまり詳しく説明がありませんでしたが、例えば離婚の際に父と母のどちらに親権を持つが子の福祉にとって適切であるか、父母の間に意見の対立があったときに調査を担当するのが調査官の仕事の一つです。争いの調停とは別の側面で福祉と心理面の専門家として調停に関わってきます。 先日、調査官が講師となって秩父調停協会の研修が行われました。調停委員は非常勤の職員ですから、このような機会に中身の濃い勉強をしております。